サービスに入る前の注意事項
これから宴会場での勤務にあたって“基本となること”や“心構え”などについても多数記していくので、しっかり目を通してください。
1 まず、皆さん一人一人が、ホテルの代表であるということです。つまりお客様から見れぱ、社員なのか、アルバイトなのかということはまったく関係ありません。研修生であってもお客様から見れば、プロのサービスマン、サービスウーマンであることにほかならないのです。自信を持って、サービスにあたってください。自信を持つことは、積極的なサービスにつながります。
2 サービス中は、頭髪、顔などを手で触れないこと。就業前に必ず鏡を見て身だしなみの再チェックを行ってください。
3 営業スペースでの私語は純対にしてはいけません。仕事に関係のない雑談は、お客様に不快感を与えるとともに、お客様に対する注意力もなくなってしまいます。
4 お客様は最優先ですから、横切ったり、走ったりしないようにしてください。常に壁際を歩くよう心掛けてください。お客様とすれ違うときは軽く会釈をし、何か間かれたら即答できるようにしてください。
5 失敗したらまずお客様にあやまり、担当者にすぐ報告してください。この報告をあやまると、大変なことになってしまいます。どんな場合でも迅速な対応が必要です。
6 出勤時間の5分前には現場に入ること。時間はきちんと守るようにしてください。自分のロッカーで着用するものは着用して、慌てることのないように余裕を持って出勤してください。
7 パブリックスペース、駐車場などを歩行する際は、必ず上着を着用し、ワイシャツ姿などで歩行しないようにしてください。
8 仕事場には、メモ帳、筆記具を持っていくこと。オープンナーは各自所有してください。尚、アームタオルで汗をふくことはいけません。ハンカチを必ず持参してください。
9 宴会場では、スタンバイ中など、下見のお客様などが会場を営業マンなどに案内されている場合があります。会場の状況にかかわらず「いらっしやいませ」と気持ちのよい声で迎えてください。新規のお客様にホテルをアピールすることは、この時点で始まっています。
10 パブリックスペースを歩行中でも皆さんは、お客様からあらゆることを尋ねられます。お客様から聞かれて何もわからないと言うことは、ホテルの従業員として大変はずかしいことですから、各自館内施設はもちろん、レストラン、BARなどの場所、営業時間などにも熟知し、よく覚えてください。 ホテルに関することで不明なこと、役員及ぴ、上司の名前と顔、館内の内線番号、宴会場の名称やそのスペースなど、パブリックスペースに添付してありますので、参考にしてください。
11 整理・整頓は基本中の基本です。宴会場はもちろん、事務所、パブリックスペース、自身のロッカーなど常に整理するようにしてください。仕事が上手な人は、整理する心を仕事面に生かしています。準備・手順などにもロスがなく、安心できるものです。物を置く場所などにも考慮して、能率もよいです。
12 責任分担を明確にしてください。宴会場の仕事には、50人以上のサービスマン、サービスウーマンが仕事を一斉に行うような大宴会の仕事もあります。自分自身、何をしてよいかわからない場合もあると思いますが、仕事を自分で見つける力を養ってください。常に常備、担当者などは指示を出していますので、わからない人は「何をしたらよいのですか?」とすぐに間くと言うことが早く仕事を覚えるコツでもあります。